飲まない生活を気楽にやろう!

アルコール依存症で苦しんだ過去、止めている今を気ままに綴ります。病気に関係ないことも書いています。よろしくお願いしますm(._.)m

信じること

お酒を止められるなんて信じられなかった。穏やかな生活を、送れるようになるなんて信じられなかった。


僕のなかには、何かを信じようとすること頑なに拒む反発力があった。


「くだらない」

「幸せになんかなれるはずない」


反発、と言えば格好いいが、要は、拗ねたこどもだ。


そんな自分でも、酒でボロボロに打ちのめされ、このまま飲み続ければ、最後には死ぬ、と思い、そして、死にたくなかったから、自助グループの仲間の話しを真剣に聞いてみよう、と思った。自発的に、そうしてみようと思った、というより、そこまで追い込まれて、考えを変えざるを得なくなった。

まるで、始業式前日になって、必死に宿題に取り組み始めたこどもみたいに。 ―そう、みんなに共通するかはわからないが、僕が見てきた多くの仲間たちは、家庭も仕事も無くして、自助会につながった。僕も、酒を止めた当初は、まだ実家にこそ、住まわせてもらっていたが、家族関係は崩壊していた(今は、少しずつ修復中)。


とにかく、酒という魔物に、ボッコボコにされて初めて、酒を止めることと、止めるための助けを受け入れた。


今は、今で、現実の厳しさに打ちのめされてる。でも、痛みや屈辱が、酒を止める起点になったから、この痛みも、きっと無駄じゃない。そう信じてみたいと思う。