鏡
こんばんは。
飲んでたいころ、鏡で自分の顔を見ると、目が死んでいる、というか怯えきって絶望したような表情をしていたように記憶しています。実際問題、辛いことから逃げてばかりの生活をしていたので、そのような表情をしていたのでしょう。
酒を止めて精神病院を退院した僕は、あるリハビリ施設に通うことになるのですが、その施設での生活も、楽ではありませんでした。酒の止め始めは、感情的に不安定になるし、ちょっとしたことで飲みたくなるし…
ある時、酒を止めて2年か3年くらい経ったでころでしょうか…施設の生活で辛いことが続いていた時期だったと思います。「今の自分は、怯え、疲れ切ったような、さぞかしひどい表情をしているんだろうな…」と思って鏡に映った自分の顔を見てみました。
そうしたら、意外にも元気そうな顔をしているではありませんか!何よりも目に生気がありました。少なくとも飲んでいたときの死んだ目ではありませんでした。なんだか、その表情に自分が励まされる思いでした。そういう経験は、1度だけでなく何度かありました。
「今、こんなに俺は辛い。でも昔のような死んだ目はしていない。だからきっと、この辛さは乗り越えられる」
鏡を見てだんだんとそのように考えるようになりました。目は口ほどにものを言う、と言いますが、へこんだように自分では思っていても、目がイキイキとしているなら、実際には、そこまでへこでいないのかもしれません。
今日も、仕事のことなどを考えては、鬱々とした気持ちになりました(^_^;)しかし鏡に映った自分の表情は意外にも元気でした。
鬱々とした感情よりも、鏡に映った元気な顔をした自分を信じたい!
そんなことを、何よりも自分自身に言い聞かせたい…そんなことを感じています。
読んでくださりありがとうございます!
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