飲まない生活を気楽にやろう!

アルコール依存症で苦しんだ過去、止めている今を気ままに綴ります。病気に関係ないことも書いています。よろしくお願いしますm(._.)m

思いつきで…

思いつきでブログを始めたので、早速、書くネタに困ってます(笑)


酒を飲まなくなって5年とちょっと経ちました。


六年前の年末、酒が原因で依存症専門病院に入院したとき、聞いたことば。


「酒を止めたからって人生バラ色になるわけじゃないんだよ。」


「今まで酒でマヒさせてた苦痛を、これからは生身の体と心で感じながら生きるんだよ」


「だから、痛いことは痛いし、嬉しいことは嬉しく感じるんだよ」


「依存症じゃない人と同じように、苦楽を噛みしめながら生きるんだよ」


これから酒を止めようとしている僕からすると「えー、そんな現実的なことじゃなくてさ~、もっと希望のあること言ってよー」と内心思いました。裏を返すと、酒さえ止めればそれだけで人生がすぐ好転すると思ってたんですね(^_^;)


今は、その言葉の意味がなんとなくわかってきました。酒という麻酔薬がなくなった心身で、生きていくってなかなか大変なときもありますし(^_^;)でも、飲んでるときには考えられなかったような穏やかさを感じたり…良い意味で、嬉しいことも辛いことも、味わいながら生きてるような感じですね。


読んでいただき、ありがとうございます(o^-^o)

アルコール依存症に気づくまで…

私がメンタルの不調(人間関係、その他のストレスからくるノイローゼ状態)を初めて感じて心療内科を訪れたのが21歳でした。言い換えればメンタルの問題解決に向けて行動した、ということです。


ところが、それからノイローゼ状態を含めたメンタルの本質的な問題(その中核は私の場合はアルコール依存症でした)に向き合い、解決に向けた行動が取れるようになるまで10年近く、時間がかかりました。


10年近くかかったワケや経緯に関しては、別の機会に書きたいと思います。

今回、私が言いたいのは、自分の経験から、アルコール依存症に気づくまでにはものすごく時間がかかった、ということです。私のように、アルコール依存症に気づくまでに長く苦しむ人が、一人でも減ってほしい、私のように苦しんでほしくない、というのが私の願いです。おこがましいかもしれませんが。

ひきこもりとアルコール依存症

20歳で、母親を亡くしたあたりから精神的に不安定になり、酒量も増えて…21歳でノイローゼのような状態だった私は心療内科にかかり、抗不安薬や眠剤をのみはじめました。それからは、あれよあれよという感じで、酒、処方薬への依存、うつ状態、ひきこもりという負のサイクルの始まりでした。お酒をやめるまでは…


アルコール依存症の末期、「外出は酒を買いにいくときだけ」、「ひきこもって飲んでいた」というのは、アルコール依存症者であれば、多くの人が経験していると思いますが、私の場合は、アルコール依存症がひどくなる前に、既にひきこもりが始まっていました。ひきこもってしまう(=外に出られない)原因のひとつが飲酒(からくる抑うつ)だったのですが…


今、ひきこもって、外に出られなくなってしまっている方の中には、私のようにアルコール依存症を併発されてるかたも、もしかしたらいらっしゃるかもしれません。


私の場合は、「断酒のために自助会に通う」、「自助会に通わなければまた飲んでしまう」という強い内なる動機に突き動かされて、やむなく外に出ているうちに、外に出れるようになりました。


ひきこもっている当時は、なぜ外に出れないか分からず、自分を責めるだけの苦しい日々でした。部屋で一人、悶々と考えているときって考えも堂々巡りなんですね。今、ひきこもっているかたに、私の経験が少しでも参考なり、何かのヒントなりになれば、嬉しく思います。