死に至る病
僕は、今の職場で正社員として半年ほど働いてるのでなんとか食べていけるようにさせてもらいましたが、それ以前はパートだったこともあり収入も不安定、夜は自助グループ、合間をぬって就活という振り返ると精神的に苦しい生活でした。
そんな状況下でも飲まぬよう足繁く自助グループには通っていましたが、本当のところは、早く経済的に安定したいという思いで頭がいっぱいだったと思います。
そして今、新しい職場にきて半年経ち、なんとか働き続けられるかなという見通しはできてきました。
ずっと悩みの種だった経済的の問題は一応収束というかたちになったわけです。
そしてひとつの大きな悩みが、消えてみて改めて思うのは「進行性で、致死性のアルコール依存症という病気に自分はかかっている」という単純な事実です。
今日も夜、自助グループに出て帰宅し、入浴後のストレッチの最中に、最後の飲酒のことを思い出しました。
冬の寒いころに雨吹きすさぶなか逃げるように、とある地方の街に行ったこと。行く途中に途中下車して飲んだこと。着いた先のコンビニの酒の棚の前をうろうろしたこと。飲んではいけない、と考えれば考えるほど、飲みたくなる絶望感。しまいには、止めたいのかすら、わからなくなってくる、酒に支配される恐ろしさ。
そんなことがふっと思いだされました。飲めばまたああなる、という結末が頭に浮かびます。そして、それを続ければ死が待っていることも。
死にたくない!その気持ちこそが酒を止める原動力です。だから、この気持ち、忘れないようにしなければ。
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